カナダでの乳がん検診
- 2019.05.04 Saturday
- 10:18
ちょっとした身体の変化や不調でも、アラフォーにもなると敏感に反応し、もう20代の頃と同じような生活習慣は出来ない。
そんな現実をここ何年か痛感しております。(苦笑)
少し前のことですが、片側の乳房だけ痛んで違和感があることが長く続いたので、コンコルディア大学生専用のクリニックでドクターに相談してきました。
学生や職員専用のクリニックなので、通常のクリニックに比べてはるかに待ち時間が短くて済みます。大学内にあって行きやすいこともあり、ファミリードクターのようにいつも同じ先生に何かあると診てもらっています。診察料はもちろん無料。学費に含まれているので、クリニックにしても図書館にしても、特権は生かさないとですよね!
ドクターに事情を話すと丁寧に診てくださり、すぐにマンモグラフィーとウルトラサウンド(超音波検査/エコー)の紹介状を書いてくれました。ただ、ウルトラサウンドはマンモグラフィーではっきりしなかった時にやるかもしれないが、念のために一緒に渡しておく、とのことでした。
年齢によっても、受ける検査が変わってくるみたいですね。アラフォーは、どちらを取るか“微妙なライン”と言われました…。
カナダでは、こういった検査は総合病院ではなく、それ専用のクリニックで行います。以前バンフに住んでいた時も、わざわざカルガリーまでウルトラサウンドを受けに行ったことを覚えています。
機械の置かれた部屋がいくつもあり、日本で言う人間ドック専門のクリニック?そんな雰囲気に近いかなと思います。通常だと数週間単位の予約待ちですが、運が良ければキャンセル等で数日以内に受けられることもあります。
今回は早速電話で予約をし、その翌週にマンモグラフィーを受けられることになりました。そこはマンモグラフィーやウルトラサウンド、レントゲン専門で、事務的にどんどん検査が行われていきます。検査時間は20分程度。意外と早いですよね。
もしマンモグラフィー後にウルトラサウンドが必要な場合は、専門クリニックから次の予約を取る連絡が入り、その必要がなければ担当のドクターから報告があるとのことでした。
ここでは検査を受けるだけであって、診察や結果は聞くことができません。
この結果が結構時間かかるんですよね。
まず、専門医がその写真を見て判断し、それをファミリードクター等の担当医に報告。
それをもとにドクター又はクリニックから連絡があり、結果を聞きに行くのですが、これが一か月かかることも…。もちろん命に関わるような緊急事態だと、すぐに連絡は来るようです。
今回はマンモグラフィーを受けてから一週間ほどして、専用のクリニックから連絡がありました。
内容は、ウルトラサウンドの予約。
何かあれば次のステップね、と言われた後での電話だったので、両方行うことは良くあることと言っても、やはり落ち着かない…。
大体、痛みがある場合はがんではなく乳腺症などのことの方が多いようなのですが、心配性の私としては結果が分かるまでは不安の日々。
ウルトラサウンドの予約をまた一週間後に入れてもらい、検査を受けてきました。
丁寧だけどかなりクールな女性のテクニシャンが対応してくださり、30分ほどで無事終了。検査専門のクリニックなので、患者さんがどんどん入れ代わり立ち代わりに検査を受けていました。
その後、また一週間経つか経たないかくらいに、担当のドクターから検査結果を聞きに戻って来いとの連絡がありました。結果、特に異状なし!
最初の診察から結果報告まで合わせて一か月弱。日本だともうちょっと早いのかなーとも思うのですが、マンモグラフィーもウルトラサウンドも保険対象内で無料で受けられるので、文句は言えないですよね。
カナダではドクターの紹介状がある検査だと、今回のようにマンモグラフィーやウルトラサウンド、さらに血液検査、MRIやレントゲンなどもほぼ無料で行えます。その分予約までの待ち時間がかかるかもしれませんが、緊急でなければそこは目をつぶりましょう。
人間ドックというものが受けられない分、こうやって気になったら個別に受けて健康チェックをしていくのもありかと思います。ただ、日本のように定期健診的に検査を受けたい時には、それ相応の理由が必要なようですが…。健康管理の一環として、定期的にドクターに診てもらうのはありかと思います。
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