お久しぶりです。秋の気配がしてきたモントリオール。
だんだん陽が沈むのも早くなり、デイケア後に行く毎日の公園遊びの時間も短くなってきました。
そんな公園での出来事。
いつも行く公園には小さな山があるのですが、そこから駆け降りるのが大好きな息子。
今回も元気よく勢いに乗って駆け下りて行ったのですが…なぜか芝生に出る間にある砂利道で躓き転んでしまいました。
そこまでは良かったのですが…カッコつけて駆け下りたかった息子のプライドとしてはそれが許せなかったようで…大泣き(笑)
「ちょっとコケただけだから大丈夫!」と言った私の言葉がなおさら癪に障ったようで、叫びながら砂利道の砂をこっちに向かって蹴り始めました。
あー、また始まってしまった…と思いつつ、砂を人に向かって蹴ってはいけない、と言ったのですが、当然止まず。
このやり取りがしばらく続き、涙ボロボロで叫び大泣きしていた息子ですが、芝生の上でサッカーをやろうと集まっていた男性陣によりなだめられて、最後は抱っこで落ち着きました。苛々絶頂だった私はその方たちに挨拶もできず…助けてくれてありがとうって、抱っこして去りながら申し訳ない気持ちと感謝でいっぱいでした。
そしてその夜。
寝る前恒例の読み聞かせをしている時に、ふと息子が公園であったことを話し出しました。
息子「ママ、なんで公園で泣いていたの?って聞いて?」
私「何で泣いてたの?」
息子「石が嫌だったの。石を無くしてゼロにしようと思って蹴ったんだけど、間違った方向にいっちゃったの。ママの方に蹴ろうと思ったんじゃないよ。石が嫌で間違った方に蹴っちゃったの。ごめんね!」
最後の"ごめんね"はメチャクチャ早口でサササっと言っていましたが、ちゃんと説明してくれました☆
石を蹴った方向…あれは確実に意図的に私を狙って蹴っていたとは思うけど…、まあ本人が自己制御できなくて間違ってしまったというなら、そういうことにしておこう!
石をゼロにしたかった…それも難しいよね。転んでしまったのは石のせいではないし、砂利は蹴ったくらいじゃなくならない(笑)
あの時は大変だったけど、こうやってちゃんと後からでも説明をしてくれると、本人なりにやっちゃいけないこと分かって反省しているんだな、と感じ嬉しくなりました。突っ込みどころは満載ですが…(笑) 成長してる!
癇癪起こしてもその時の状況を説明してくれる日が来るなんて(泣)。ホンワカした気持ちになる♫
私も、癇癪時のサポートがもっと上手にできたら良いなと思います。そうすれば、きっとお互いもっと楽になるんだろうな。
息子も母も、日々学んでおります(笑)
テーマ:日記・一般:海外生活:カナダ:出産⇒育児:モントリオール大好き!
]]>少し前のこと。
マルチリンガルな環境で育つ息子ですが、先日興味深い表現の仕方をしました。
最近自分が使っている言葉が何なのかに関心を持ち始めてきたようで、話している最中に「今、何話している?」と聞くようになってきました。それはYoutube等を見ている時も同じで、同じ番組なので当然同じ言葉なのですが、「この人、何話しているの?」「これは何?」と聞いてくるようになりました。
生れた時からほぼ4ヵ国語の環境で育っているのですが、本人的には特に意識していなかったようで、最近になってようやく違いがあるということに気付いてきたようです。
そんな中、先日寝る前にミルクを飲みたいという時。最近デイケアでフランス語や英語も多少使うようになったせいか、それを私に聞かせたかったようで、
「Je want some du lait」
英語とフランス語が混ざってる(笑)
”I want some milk” と ”Je veux du lait” を思いっきり混ぜて使っていました。
家では私が日本語、夫がアラビア語、夫婦間は英語の環境なのですが、息子は英語の会話を聴いていても私には日本語、夫にはアラビア語しかつかいません。なので、当然その二つの言語を混ぜて使ったことはありません。
でも、デイケアの先生などはきっと基本はフランス語ですが、英語系の子どもや親に対しては英語も使っているので、そのせいでしょうか。
うまい具合に英語とフランス語を混ぜて文章を作っていました。
その後ササーっと訂正して "I want some milk"ねー。と言っておきましたが。。。
一人一言語。
意外と重要かも、と改めて実感した出来事でした。
テーマ:日記・一般:海外生活:子育て日記:モントリオール大好き!
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お久しぶりです!
暑い夏、いかがお過ごしでしょうか?
私たちは先日、ニューヨークへ行ってきました!
子どもがまだ3歳なのでどうかな、と思ったのですが、結論から言うと大満足!
モントリオールから休憩しながら南下し、車で約7時間。
長距離ドライブは絶対にグズる!と思ったので、夜明け前に出発し、帰りも夜中に移動という、親にとってはちょっと過酷なスケジュールでしたが、その甲斐あってか行きも帰りも車内は穏やかでした(笑)
今回は4泊5日。
メインはビーチ!
ニューヨークでビーチ!?と驚かれることも多いのですが、これがなかなか良いんです!
外海に面しているためか風が強かったり若干波も高めなのですが、まだ水際でバチャバチャ砂遊びして満足できる年齢なので、私たちにとってはそんなことも関係なし。ちなみに行ったのはロングビーチという所です。
とにかく湖や川に面したビーチじゃなくて、海のビーチが良い!という夫の強い希望により、今回の行き先が決定しました。
結果、賑やかなマンハッタンと水平線を眺めて遊べるビーチを楽しめて大満足!
宿泊先のAirBnBも、マンハッタンとビーチ共に行ける距離のQueensで。
車でJamaica Stのターミナルまで行き、そこからメトロに乗ってマンハッタンまで行きました。
マンハッタンではセントラルパークに行ったり、タイムズスクエアでスパイダーマンやニューヨークポリスと写真を撮ったり、船に乗ってお隣の島まで行ったり。
息子にとってはどれも初体験!
刺激の多い5日間になってくれたかと思います。とはいっても、ビーチには4回行ったので、半分以上はビーチで砂遊びしていたんですけどね(笑)
初の大海原で無限の砂遊び。
"なんでこの水しょっぱいの?"とか、
"なんでこの波止まらないのー?!?!"と叫んで波と闘っていたり。
たくさんの不思議があったようです☆
モントリオールから意外とすぐのニューヨーク。
大人も子供も楽しめておススメです♫
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歌詞に込められているメッセージも、これから生きていく子どもたちにぜひ伝えたい内容でもあるので、私もうろ覚えで歌を歌っていました。
そうしたら、いつの間にか息子も口ずさむように!
ふと気付くと何気ない時に“せかいにひーとーつだーけーのはーなー♪”と歌っていました!
これは嬉しい!!
それと同時に、どうせならちゃんとした歌詞を覚えてもらわなきゃ!と、Youtubeでビデオを見せたところ大ハマリ(笑)
子ども向け以外の動画をこんなに集中して聴いているなんて、よほど気に入ったのでしょうね。
夫の国に行っても、祖母の前で踊りながら歌っていたようです。
でもビデオをみたら、同じフレーズを繰り返してる…なので永遠に終わらない(笑)
本人も、どこで終わりにして良いか分からなかったようで、祖母に水飲みなさいって言われて止められるまで歌っていたようです。
子ども向けの歌じゃなくても、きっといい歌っていうのは世代を越えて伝わるものなんでしょうね♫
お久しぶりです!
ここ最近、出産して以来の一人時間を持て余しながら日々過ごしておりました。
実は先日から夫が3歳になる息子を連れて、家族へ会いに帰国しています!
まだ3歳なのにママと離れて大丈夫なの!?とか、パパ一人で行ってくるの!?などのコメントを周りからはいただき、私自身も大丈夫なのか??と思っていましたが、子どもの環境適応力って素晴らしい!!
まだ3歳だったこともあり、旅行=しばらく帰ってこない、という時間の感覚が理解できておらず、飛行機に乗っていくことは分かっても、夜一緒にいないということを理解していませんでした。
そのため、初日の夜は現地でベッドの上を飛び回って大号泣。その後数日は私に騙されたと感じたのか、私に対して怒ってビデオチャットでもしかめっ面…。
これにはさすがに罪悪感を感じた私…騙しても嘘ついてもいなかったんだけどね…。
でも、慣れ始めてきてからは元気いっぱい!
夫の国はアラビア語なのですが、夫曰く、数日経ったらこっちで生れた子みたいにアラビア語話しているよ!と(笑)
こっちにいた時は日本語優勢だったのですが、どうやら今は完全にアラビア語モードのようです。
デイケアでは最近フランス語や英語も使うようになっていたらしいので、戻ってきてからどういう影響が出るのか分かりませんが、学校へ行く前のこの段階で、思いっきりアラビア語のみの生活を体験するのも良い経験になるだろうと感じています。
それ以前に、普段なかなか会えない祖父母たちからの家族愛を肌で体感してもらう!というのが、私の願いでもあります☆
すでに甘やかされてパワーアップして帰ってきそうなので、私も今のうちに思う存分寝て一人時間を楽しもうかと思っています♪
とは言っても、やはり何やってるかなー、元気にしてるかなーと、考えない日はないんですけどね(笑)
楽しんで、早く帰って来ーい!
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先日眠る前の読み聞かせをしていた時のこと。
読み聞かせにふさわしいのか分からないけれども、"きかいのしくみ図鑑"という本を一緒に読んでいました。
(アマゾンで確認)
この図鑑、めくるとその機械の中側の仕組みが分かるようになっているという、大人が読んでも"なるほど!"と興味がそそられるような図鑑なんです!機械ものが好きなお子さんには面白いかも♪
その中に自動販売機の絵があるのですが、それを使ってジュースを買ういわゆるごっこ遊びをしていました。
*寝る前ですが…(笑)
息子がお金を入れるふりをして、どれが良いですかー?と聞くので、じゃあこれをお願いします!と。
そして、自動販売機のボタンを押して、ジュースを取り出して渡してくれました。
そこまでは良かった…
ありがとう!と言って、私が飲む真似をした瞬間…
"ジュースないよ"
………!?
えっ?!それ言う?君が???こっちがごっこ遊び付き合ってるんですが??(笑)
息子の顔を見ると何やらニヤッと笑っています。
じゃあ、ママが今度は買ってあげる!と言って、息子にジュースを渡し、飲み始めた瞬間に、
"ジュースないよ!" と(笑)
息子ははっとして爆笑してました☆
3歳児にもなると、こんなやり取りもできてしまうんだなーと、ちょっと成長を感じた瞬間でした♫
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今年もすでに2月!少し前までかなり冷え込んで降雪量もかなりあったモントリオールですが、今日は比較的暖かく部屋の窓から外を見ていると雪解け水が滴り落ちています。こういう景色を眺めていると、春も近いのかなー、と思うのですが、きっとまだまだ(笑)
改めまして、毎度のことながら気まぐれブログとかしているこのサイト…2023年も、気の向くままに書いていきますので、細く長くどうぞ宜しくお願いいたします!
ブログ、書きたいんです!書きたい事山ほどあるのに、息子の寝かしつけに2時間って…こっちが先に寝落ち…
寝る前にいつも絵本を読んでいるのですが、"ベッド=寝場所"の私には睡魔がすぐに襲ってくるのです。
何度も読んでいる本だと息子も内容を覚えているので、"ちがうよ、ちゃんとよんで!"と顔をはたかれます。。
先日は本当に眠気で頭がもうろうとしていたので、"アイスクリームポリストラック…"と、わけわからないことをつぶやいてしまったら、"アイスクリームじゃないよ!"と訂正されました(笑)
そんな息子ですが、今年になってようやくフランス語での会話にも多少なりとも自信がついてきたようです。
先日デイケアから帰って家で遊んでいる時に、"ママ、デイケアではこうやっていうんだよ。je veux du lait."って!
"ミルクが欲しい時に言うの?"と聞くと、"そうだよ、あと Je veux de l'eau"。
"お水ちょうだいって言うの?"と聞くと、"そう、お水ほしいときにいうの!"と☆
その他にも、"もう一回ちょうだい"とか、"おそとにいきたくない"とか、デイケアで使っている表現を教えてくれました!
親の勝手ながら、私は家では日本語のみで接しているので、彼も私がフランス語が離せないことを何となく理解しているようです。デイケアの先生とも未だに英語なので(もうそろそろ本腰入れてやらないと、すでに息子に先越されてる!!)。
大丈夫かな?と心配していましたが、やはり子供の能力を信じて良かった!
これからも少しずつでも伝えたいことを表現できるようになって、もっと自由に動ける環境を作って行けたら良いね!
ママも在宅で仕事しながら、フランス語聞いて頑張るよー!
テーマ:カナダ:日記・一般:モントリオール大好き!:海外生活:ケベック州:出産⇒育児:子育て日記
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12月も後半に入り、クリスマスムードが高まってきましたね。モントリオールは週末に降った大雪で、辺り一面が雪景色に一転しました。
このままホワイトクリスマスになるのかな?
そんなホリデーシーズンに生まれたうちのBebeももうすぐ3歳。
早かったなー。
特に言語に関しては、当初の心配をよそに本人なりに頑張ってくれています。
私が使う日本語、夫のアラビア語、家族間の英語、そしてデイケアでのフランス語。
2歳になって話し始めた時期にちょうど日本に帰国中だったためか、今でも日本語が一番意思疎通のできる言語のようです。
自分の言いたい事はたいてい文章で伝えられるようになって来ました。ただ、言いたかった言葉が思い出せなかったりすると、まだまだ怒ったりして自己表現していますが(笑)。
アラビア語も、最近気付いたら会話になっていました。今までは単語だけでの返答だったのに…いつのまに!?
英語とフランス語に関しては、正直どの程度まで話せるのかわかりません。
家では家族でいても夫の言葉を、わざわざ私に日本語に訳して伝えてきたりしていますが、英語の聞き取りは出来ているようです。
デイケアのお友達同士では英語の使用率も多いので、その中で遊んでいる時は英語で反応しているようです。
フランス語はデイケアの先生によると、最近文章を作って言えるようになってきたようです。デイケアでの日常的な指示や会話は理解していたようなので、今になってアウトプットが始まってきたのだと思います。
最初はデイケアで使うフランス語を家で使わないのでなかなか自己主張ができず、楽しめてるかな?と申し訳ない気持ちにもなっていましたが、子どもの可能性を信じて私は日本語一本で接してきました。
それが良いのか悪いのかは分かりませんが、私の伝えたたい事を100%伝えられるのは日本語なので、これからもこのやり方で接していくつもりです。
これは夫に関しても同じで、ここはお互いに譲れない部分になっています。
多言語環境で育つ子たちにとって、学校に行くようになる5歳頃がターニングポイントになるようなので、それまでは頑張らないと!
子どもの無限の可能性と能力を信じて....
なにはともあれ、日々子どもの吸収力には頭が上がりません。
多言語環境で子育てをしているみなさま、頑張りましょうね!
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前回の続きです!
熱性けいれんを起こして救急車で病院に運ばれたBebe。
ここ最近の状況からして、かなり待つことになるんだろうなと覚悟していたのですが、救急車で運ばれたのと着いてからも高熱が確認されたためか(お尻で測って39.6度)、比較的早く、数時間も待つことなく先生の診察を受けることができました。
先生に再度その時の状況を説明して、質問に答えて、途中別の先生も加わりBebeの身体機能がちゃんと機能しているかの確認。
アイスを探しに行こう!と言って、Bebeを目的のところまで歩いて連れて行かせてその様子を観察したり、と色々な方面から診察してくださいました。
その結果、単純な熱性けいれんと診断されました。
熱性けいれんを起こした子は、ほとんどは繰り返すことなくその後生活しているようです。ただ、3割の子は2回目以降を再発するため、その時の対応を教えていただきました。
1、けいれんが起こったら、子どもを安全な床に横にして寝かせる(左右どちらでも良い)
2、発作中は絶対に口の中にものを入れない
3、発作が起こっている時間を記録する。何秒続いたかが、診察時に重要なため
4、けいれんは高熱時に起きるとは限らない。熱が急に上がり始める時にも出ることがあるので注意
5、熱性けいれんは、発熱時の最初の数時間で起こることが多い
6、けいれんが数分以上続く時は要注意。通常は15秒や30秒で終わる(今回数分あった気がしましたが…それは長すぎる、と言われてしまいました)
7、けいれんの仕方を観察する。身体の片側だけなのか、一か所だけなのか、全体なのか
恐らく、親に余裕があるのなら、けいれんが始まって子供の安全確保をしたら、ビデオで録画した方が良いのではないかな?と思いました。
その方が、時間も分かるしけいれんの仕方も伝えやすいですよね。
私は身の回りに熱性けいれんを発症した例がなかったので、今回は本当に焦りました。
3割の子が再発症するようなので、あと数年はBebeが発熱した時には要注意だなと覚悟しています。
次回はもっとスムーズに、焦らず対応できますように…。
これから風邪やウイルスなどがどんどん増えてくる季節。
子ども用の薬が手に入らなかったり、入りにくかったり、病院に連れて行くのも一苦労だし、救急車を呼んでもすぐに診てもらえないかもしれない。
そんな中で、私たちが子どもを守るために対処できることが少しでも増えていければ良いですよね。
今回パラメディックや先生から言われたことがすべてのケースには当てはまらないかもしれませんが、こういう症状もあってこういう対応もあるんだという参考になれば嬉しいです。
みなさまが、楽しく冬を過ごせますように!
テーマ:出産⇒育児:日記・一般:子育て日記:モントリオール大好き!:ケベック州:カナダ
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毎度毎度ですが、ご無沙汰しています!
私が一年のうちで一番好きな秋もあっと言う間に過ぎ去ってしまい、モントリオールでは冬支度が始まりました。
みなさま、お元気ですか?
今回は少し前に起こったことなのですが、Bebeが高熱による熱性けいれんで救急車で病院へ運ばれた時のことを自分の記録のためにも、お話しますね。
まず結果から。特に異状はなく、今回のは通常の一般的な熱性けいれんと診断されました。
今までも発熱して高熱になったことは何度もあったのですが、熱性けいれんが出たのは初めてだったので、とにかく焦りました。
というか、私がパニックになってもうどうして良いか分からない…。多少の知識だけはあったのですが、いざ目の前で我が子に起きると、落ち着いていられませんね。
もともと風邪気味で体調が悪く熱が上がったり下がったりしていたので、その日はデイケアを休ませ、私も仕事を休み朝からのんびり家で過ごしていました。
お昼前くらいから若干熱くなって来たなーと思ったのですが、この時点ではまだ解熱剤は飲ませず、少し休んでお昼寝が終わって何か食べてから飲ませようかなとのんきに考えていました。子供の免疫を強めるためにもまだ飲ませなくて良いだろう、とも思っていたので…でも、これが失敗でした。
私もついでに休もうかと隣で横になっていたら、寝始めたBebeが急にけいれんし始めました。
最初は喉に何か詰まったのかと思い抱き起してしまったのですが、声をかけてもけいれんは収まらず、徐々に口から泡を吐いて白目をむき始めました…
呼びかけにも応えず、治まる様子がないので焦った私は夫に連絡(今考えたら全く意味なし!(笑))。
でも仕事中の夫にはつながらず、パニックに陥っている私は緊急の911ではなくケベック州のヘルスホットラインである811にかけてしまいました…
911でないことにすぐ気づいた私は急いでかけなおし、何が何だか分からなくなりつつスタッフの方に状況を説明しました。
状況を説明している間も多少はけいれんをしていたと思います。白目をむき、眼がくるくる回っているようにみえるBebe。
不安と恐怖の瞬間でしかありませんでした。
電話口では丁寧に対応をしてくれるスタッフの方。
その方の指示に従って、Bebeの姿勢を変えて寝かせたり、呼吸数をカウントしたり。
……………
そして待つこと45分ほど。
パラメディックの方が来た頃には、Bebeは落ち着いてまた眠りについていました。
取り合えず状況を簡単に説明して、隊員の方がBebeを起こして検温と確認。
とりあえず今は落ち着いているけれども、ここで薬を与えることとかできないし詳しく見れないけど、どうする?病院連れて行く?
と聞かれたので、どうする?と聞かれても…と思い、どうするのが一番いいと思う?と質問したら、僕は病院に連れて行くことを強く勧める。と言われたので、そのまま運んでもらうことにしました。
モントリオールには、フランス語メインの子ども病院と、英語メインの子ども病院があり、今回は英語で対応してくれる病院を搬送先にしてもらいました。
ちなみに、後で調べて分かったのですが、こちらでは熱性けいれんが初めて出た場合は、すぐに病院に連れて行くことを推奨しているようです。
単純な熱性けいれんの場合がほとんどなようですが、場合によっては脳の機能障害の場合もあるので、そうでないことを確かめるためにも救急車を呼んで連れて行くことが妥当な選択肢のようです。呼んで良かった…
その救急車搬送中にパラメディックの方から言われたことをまとめておきますね。
1、5歳になるくらいまでは、38度に達したら解熱剤を飲ませた方が良い(この位の年齢だと、まだ熱が急に高くなった時に脳の機能がついていけないため、今回の様なけいれんを起こしてしまうらしいです)
2、熱性けいれんは急に高く発熱する時に起こるから、身体を温めるためと言って部屋を暑くし過ぎてはいけない。発熱していても、肌寒いくらいでちょうど良い
これって、私がもっと注意していたら起こらなかったことだよね?と、聞いていて自分の知識不足に空しくなりました。
体の免疫力を高めるため!とか思って、今までもすぐには解熱剤を飲ませてこなかったけど、いつもそれが正しいわけではないんですよね。
救急車の中ですやすや眠るBebeを見守りながら、病院に着くまで心配と自己嫌悪に陥っていました。
テーマ:出産⇒育児:日記・一般:子育て日記:モントリオール大好き!:ケベック州:カナダ
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そんな中、ここ数日将来の夢を語るようになったBebe。
将来の夢と言うものをどのくらい理解しているのかは定かではありませんが、Bebeなりに大きくなったらなりたいものがあるようです☆
それは…
〇〇(Bebeの名前)、しょうぼうしさんになるんだー。
→ 大の消防車好き
〇〇、おいしゃさんになるんだー。
→ 歯医者に行ってから
〇〇、サッカーせんしゅになるんだー。
→ キャプテン翼を見始めてから
こんな感じで、本人なりに将来の夢を語ってくれるようになりました!
無限な可能性のある子ども持つ夢、どこまでも応援してあげたいですよね!
ちなみに、消防士さんになりたいと言うので、
“じゃあ、ママのお家が火事になったら呼ぶから助けに来てね”
と言ったところ、
“たすけてあげるよ。ママ、火事になっていいよ!”
と…(笑)
うーん、夢は応援するけど、火事にはわざわざならなくても良いかな(笑)
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前回から時間が経ってしまいましたが、今回はけいりゅう流産と診断されてからの続きです。
病院の外でBebeと一緒に車の中で待っていた母に連絡を入れ、私は会計を済ませてから合流しました。
何と言って良いのか分からず、この突然の状況に心がついていかなかったのか、涙すら出てきませんでした。
なので単純に、"ダメだったみたいだね"としか、それについてその時は語りませんでした。
その後車中でBebeが寝てしまったため、行く予定だった公園の駐車場で母と淡々と、第三者的に今後について話しました。
その時にネットで、心拍が泊まっているという診断を受けた後、奇跡的に赤ちゃん復活!という記事を見つけ、誤診と疑うわけではないけれども、やはりセカンドオピニオンをもらった方が良いのではないか?という結果になりました。
そして、その数日後に別の産科へ。
本来ならばセカンドオピニオンをもらいに来たということを告げるのが道理なのかもしれませんが、どうしても一から見てもらいたくて、先生には今回が初診だと伝えました。
結果は…
同じく心拍を確認することができませんでした。
ただここの先生はとても親身な方で、"今回は心拍を聴くためにうちに来てくれたんだよね?だから、突然こんなこと言われても受け入れられない気持ちはよくわかる。もしかしたら何かあったのかもしれないし、今日ここで決断するのではなくて、もう一週間後にもう一度見てみましょうか。それでもしまた同じ結果だったら、その時は受けれるしかないかもしれない。セカンドオピニオンをもらいにほかの病院に行ってくれても構わないよ。"
"心拍を聞くために…"
これを言われた瞬間に、初めて涙が止まらなくなりました。
そう、その通り。心拍音が聴きたかったんだ…。一回で良いから、生きている音を聴きたかった。
それと同時に万が一結果が同じであれば、こうやって患者の身に寄り添ってくれる先生に処置していただきたい、と強く思い、最初の病院の手術予約をキャンセルすることにしました。
私の中ではもう駄目なのかもしれないという気持ちと、二回目の方が若干大きかったし(角度の差だとは思いますが)、悪阻もあったのでもしかしたらまだ奇跡は起こるかも!という五分五分の気持ちでした。
そして二回目(合計で3回目)の診察。
結果は…
同じく心拍確認できませんでした。
しかも、若干小さくなってた。
3回目の正直、諦めが悪い私でもさすがに3回とも同じ結果で赤ちゃんも大きくなっていなかったら、認めるしかありませんでした。
それから手術の予約を一週間後に入れて帰宅。
この間は不思議な精神状態でした。
日本に帰ってきて嬉しい気持ち、Bebeに初の日本を思いっきり楽しませてあげたいと願う気持ち、お腹の中にまだ赤ちゃんがいるんだという不思議な気持ち、これからこの子がいなくなってしまうんだというやりきれない気持ち…
やるせないですよね。
そして、いざ手術の日。
この病院は個人の産婦人科だったので、出産と中絶・流産手術の場が分けられていません。
なので、手術待ちの間にこれから出産を控える妊婦さんを見かけたり、叫び声が聞こえたり…
待っている間は不思議なくらい気持ちは落ち着いていたのですが、いざ手術台に上がって"大丈夫ですか?"と看護師さんに声をかけられた瞬間…涙が溢れてきました。
その時ちょうど隣の部屋で産声が!
あ、産まれたんだ。ママ、頑張ったね。赤ちゃん、頑張って産まれてきたね。
この時の感情、自分でも驚くくらい祝福の気持ちでいっぱいでした。
失われる命もあれば、産まれてくる命もある。このお母さんが、どんな思いをしてこの出産に辿り着いたかなんて、誰にも分からない。
出産って、産まれるって、奇跡だ。
それを本当に同時に感じた瞬間でした。
涙が溢れて気が動転している私の手を、看護師さんが親身になって握っていてくれました。
その後、最後の確認をして同じ結果だったので、手術に移行。
そして処置は無事に終了しました。
一週間後の検診では、先生が開口一番に"うちは小さい病院だから、あの時ちょうどお産が重なっちゃっていたんだよね。申し訳ないなと気になってたよ。ごめんなさいね。"と、気を遣ってくださいました。
その気持ちだけでとっても癒されたので、先生にお礼と、また看護師さんにもお世話になったことを伝えてもらえるようお願いしました。
今回のことで感じたのは結果が同じだったとしても、寄り添ってくれる先生やスタッフの方の下で処置をするのと、事務作業的に処置をされるのでは術後の精神状態が違うんだろうな、ということです。
けいりゅう流産は自覚がないから、結果に納得するまでに時間がかかると思います。
けいりゅう流産でなくとも、流産ってすごく悲しい出来事で完全に立ち直るのなんて難しいのではないかな。
ただその辛い時に、ましてや赤ちゃんを取り出してくれる先生がとても親身な方だったら、子を亡くした母にとってはせめてもの救いなのでないかな、と。もちろん家族等からのサポートも大切ですが。
お空に帰ってしまった我が子に伝えたいこと。
たった8週間だったけど、与えられた命を大切に扱ってくれる人たちに出会えて良かったね。
あっと言う間だったけど、妊婦としての幸せな気持ちをもう一度感じさせてくれてありがとう。
命の大切さ、もろさを再確認させてくれてありがとう。
私のお腹に宿ってくれてありがとう。感謝しかない!
そして本音は、そのままお腹にいてくれていたら…今月生まれていたよね。
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またまたお久しぶりです。
今年に入ってから、まさにブログ名通りの"気の向くまま"ブログ…
そんなブログにお付き合いくださるみなさま、いつもどうもありがとうございます!
ブログの頻度が減った要因。
まあ、今年になってから色々とあったわけなのですが…、実は日本帰国中に悲しい出来事がありました。
タイトルにある通り、けいりゅう流産で小さな小さな命を失ってしまいました。
二人目が欲しいなという願いがありつつもなかなか妊娠することが出来ず、不妊の検査を受けてみようかとドクターに診てもらった矢先の妊娠発覚だったので、私たちはとても嬉しく期待していました。
だから、高齢での妊娠における危険性や流産の可能性なんて、全くと言っていいほど頭から抜けてしまっていました。
1人目が苦労なく妊娠できたので、まさか自分が流産を経験するなんて、夢にも思っていませんでした。
ちょうど妊娠発覚時に長期の日本帰国を予定していたので迷ったのですが、まだ悪阻も始まってはいなくカナダへ戻ってくるのも安定期に入ってからの予定だったので、出産したらまたしばらく帰れないぞ!?ということで帰国を決断。
妊娠初期のワンオペ移動+コロナ中だったので日本到着後のホテル待機も不安ではありましたが、逆にみんな検査しているから安全なのでは?と。結果論ですが、私も家族も含めて誰も(未だに!?)幸いにもコロナとはご縁がありません。
日本に帰国してホテル隔離が終わったころから、予想通り悪阻らしいものが始まってきました。とは言っても、食べ物のにおいが気になる、程度の軽い物でしたが、私はそれがとっても嬉しくて、妊婦気分満載で久々の日本を満喫していました。隔離中だったので実家で、ですが日本のテレビも久しぶりだと感動(笑)
そうして、10日間の隔離を終え、いざ妊娠発覚後の初診察へ。
コロナ渦と言うことで、付添いは禁止。なので、診察中は実母に車でBebeと待っていてもらっていました。
いよいよ聞けるであろうあの赤ちゃんならではの早い心拍音。
カナダだったら12週にならないとエコー検査はないので、早い段階で確認できる事が何よりも嬉しい!
スクリーンに映る赤ちゃんは、どんな動きをしているのかな♬
と、能天気に診察を楽しみに待っていました。
そしていざ診察室へ。
噂で知ってはいたけれども、想像通りの事務的な先生。
“内診をするので隣へ移ってください”
そう言われて、準備をして診察台に上がりました。
“......ね”
??なんて言った??
“.....ね”
むむ....何を言っているのか聞き取れない...
“え、何ですか?”と聞く私。
“心拍止まってる”
“え??…”
“心臓動いてないね、止まってる。流産してる。”
ん....??心臓止まってる??
何を言われているのか、さっぱり理解できない私。
“8週の大きさで止まってる”
8週って…アプリによると、その日がちょうど8週1日目だったから、今止まったってこと??え、今日??
意味分からん…
理解不能…
そう聞くと、先生曰く、排卵が早かったのかもね、と。
“けいりゅう流産してる。普通だったらこの時期既に心拍確認できるし、動いているのが分かるけど、ほら動いてない。早めに手術しましょう。”
あまりにも予想外の出来事だったので、自分の事の様に感じず、取り敢えず言われるままに翌週に手術の予約をし、会計待ちの間に母にメッセージを送りました。
心の準備をしておいてもらう為に…
面と向かって伝えられる気がしなかったから…
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ずーいぶんと、また間があいてしまいました…
この間、日本からモントリオールに戻って仕事に復帰し、バタバタの引越しを終え、引越した先でようやくBebeのデイケア始まるまで、目まぐるしく日々を送っていました。
2歳児、元気過ぎる!!アラフォーママの体力は付いていけません(笑)
そんな2歳児真っ只中のうちのBebe。
お話も上手に出来るようになり、日々自分の意思を伝えられるようになってきました。
イヤイヤ期の中身も変わってき多様な気がします。
今までは伝えられずに癇癪を起こしていたような感じでしたが、最近はある程度の意思を伝えられるようになってきたせいか、“え〜、イヤだなぁ〜”と渋る感じでニヤニヤしながら言う事が多くなってきました。
可愛すぎる(笑)
そして、質問すれば答えは否定的。
“美味しかった?” “おいしくなかった”
“ダイパー替える?” “ダイパーかえない”
等など
じゃあ質問を最初から否定系にしちゃえ!と思っても、そこは騙されず否定的な答えをちゃんと返して来てくれます。ありがとう(笑)
そうやって困らせるような事をしておきながらも、やっぱり一人になると“まま、まま”連呼。
これが可愛すぎる!!!
私の在宅ワーク中には私が言っていた言葉を覚えて、“おしごとおわったら、いっしょにあそぼうね”と言うようにもなってきました。
これはちょっと心苦しい…
ずっと一緒に游んであげられないけど、一緒にいられる時間はちゃんと向き合って行きたいなと思う今日この頃です。
もっとゆっくり成長してくれ〜(笑)
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先日、約2ヶ月半に渡る日本帰国を終えて、モントリオールに戻って来ました!
最初の感想… 桜が恋しい!!!
菜の花畑や桜を楽しみながらの散策🌸
10年以上春に帰国することがなかったので、お花見は今回のメインイベントであり、最後の思い出にもなりました。
ちょうど満開の桜の下で日本初訪問のBebeもピクニックができたので、充実した最高の思い出を作ることができました😊
まだ2歳のBebe、記憶の片隅にでもこの春の景色残ってくれれば良いなと願うばかりです。
そして帰国時も、俗に言う"魔の2歳児"とのワンオペ飛行機移動!
はい、そう簡単なものではありませんでした(笑)
ただ、そこまで“もう二度とワンオペでは乗りたくない!!”と思う程でもありませんでした。
確かに、7時間半の待ち時間があったバンクーバー空港では、走り回りたいBebeの気を引くのに持っていたエネルギー全てを消費した感はありましたが…
それでも、グズっても何でも“珍道中”なんだって思えば、何とかなる!!
周りの人やCAさんたちにも助けていただき、何とか乗り越えることができました。
成田発の便は予想以上に混んでいて9割方埋まっていたので、私たちも指定された席のみの利用。
行きの便みたいに2席使ってBebeを寝かしてあげられなかったことが、可愛そうだったな。
その後のモントリオール行きは空いていたので2席使えてラッキーでした☆
何はともあれ、Bebeも頑張ってくれたおかげで、無事に帰ってこれて一安心。
あとは…早く春らしい新緑の季節にならないかな(笑)
今年2回目の春が待ち遠しい!!